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子育てと介護の仕事は両立可能?親の介護もしている場合は?

「介護の仕事って、子育てしながらでもできる?」
「幼い子供を育てながら介護の仕事をしている母親もいるって聞くけど、どうやって両立しているの?」

今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、子育てと介護の仕事の両立についてまとめてみました。

目次

小さな子供を育てながら介護の仕事をすることは可能

どの業種にも言えることですが、仕事と家庭の両立というのはなかなか難しいものです。

家に小さな子供がいる場合なんかは特に大変で、休みの日に遊びに行く約束をしていても、急に仕事が入ったりして予定が変わり子供を悲しませることもあります。

こういった風景はドラマの中だけでなくて現実にも多々ある話ですよね。

土曜、日曜は希望休を取る人も多いため、管理職クラスの方は「休みを返上して出勤するのが当たり前」となってしまう職場もあります。

ですが、実は世の中にはうま〜いこと子育てと介護の仕事を両立している人もたくさんいるんですよ!

さらにさらに凄い人は家で介護と子育てをしながら、介護の仕事をしている鉄人のような人もいます。

それではまず、子育てと介護の仕事を両立しているケースについて解説していきます。

子育てと介護の仕事は両立できる?

昨今、約三組に一組が離婚しているということからもわかるように、昔に比べて離婚率は高くなっている傾向にあります。

そういった状況もあり、小さな子供を持つシングルマザー(母子家庭)や(シングルファザー)にとっては働くということは非常に難しいと言えるでしょう。

近くに親がいて日中子供を見てくれたり、保育園の送迎をしてくれるような環境であれば問題ありませんが、(親が仕事をしていない、もしくは退職している場合に限ります)そのような環境じゃない場合は大変です。

ましてや離婚していなくても介護の仕事というのは夜勤などもあり、時間がとても不規則なので、子供との時間をなかなか取れないという事態も発生しかねません。

それでも子供を育てるためには働かなきゃいけない、お金を稼がなければいけません。

ではどうするか、ということになってきます。

正直に言うとシングルマザー(母子家庭)や(シングルファザー)の場合、夜勤は厳しいと思います。

子どもを見てくれる親がいたとしてもやはり不安ですし、不安な気持ちを抱えたままできるほど介護の仕事は甘くありません。

でもこの問題は単純に結婚していれば安心という訳ではないですけどね。

お母さんが夜勤に行っている間のお父さんの家事や育児への協力度にもよりますしね。

日本はいまだに男尊女卑の文化が根強いですから、イクメンだなんだとメディアで騒いでも、家事のできない男性はまだまだいっぱいいますし、育児にあまり協力的ではないお父さんも多々います。

「私の旦那さんは家事も育児もバッチリよ!」というのなら何も問題ないと思うので良いのですが、それ以外の人はどうすればよいのか?

まずは、夜勤のない介護施設を探しましょう。デイサービスや訪問介護であれば夜勤は通常無いのでその点は安心です。

夜勤のない職場については、こちらの記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。

次に、シフトの融通が利くのか聞いてみましょう。

子どもが保育園に通っている場合は送迎の時間の問題もありますし、土曜日と日曜日の休みは行事などがある時もあるので必須になってきます。

これらはハローワークの人に聞いてみたり、面接の際に質問してみるなどすれば確認できますので大丈夫です。
ちなみに、夜勤のある施設でも夜勤なしの日勤だけで雇ってくれるところもあるので、そちらもハローワークで確認してみたほうが良いと思います。

更に、最近では産休・育休も積極的に取り入れている施設も増えてきているので、もう一人子供が増えたとしても職場復帰しやすい雰囲気になってきています。

子育て+親の介護+介護の仕事をしている鉄人も!

子どもを育てながら介護の仕事をするのも大変なのに、世の中には子育てと親の介護をしながら、介護の仕事をしている鉄人のような人もいます。

私の母は介護職ではありませんが、私と姉を育て祖父を介護しながら、看護師として働いていました。

しかも、最近はこういった子育てと介護をどちらもしている「ダブルケア」の人たちが増えてきていて、その人たちのことを”ダブルケアラー”と呼ぶそうです。

ダブルケアが増えてきた背景には、結婚の晩婚化やそれに伴い高齢出産が増えたことにより、育児をする時期と親等をを介護をする時期が被ってしまったことが主な原因と言われています。

しかも残念なことに、その負担は女性にかかる割合が高いそうです・・・

確かに私の実家の場合も、父は介護には積極的ではなく、母にとっては義父に当たるのに一生懸命介護をしていました。

こういった家庭環境な場合は仕事の割合を減らすか、最悪の場合は仕事を辞めざるを得ないということにもなりかねません。

まして家で育児と介護をして、仕事でも介護をしてなんてなるとそのストレスの量は計り知れません。実際、私の母も円形脱毛症になったりもしましたしね・・・

それでも仕事を辞めなくて済んだのは、デイサービスとショートステイを利用するようになったからです。

私の祖母というのが結構世間体を気にする人で、「デイサービスのバスが家の前にくるのが近所の人に見られるのが恥ずかしい」といって最初は介護のサービスを使うのを渋っていたんですが、ただでさえ気が強いのにストレスのたまりまくっている母の迫力に根負けし、ようやく介護のサービスを使うに至ったんです。

平日はデイサービスを利用し、たまに疲れてきたらショートステイを使うというようにしてからは母の疲労度も格段と減りました。

「たまにじゃなくてもっとショートステイやもっと長期に入所させてくれる施設に入れたらよかったんじゃない?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、うちの家族はけっこう仲が良いというか寂しがりやで、いくら祖父が認知症になったからと言ってずっと離れるのは寂しい気持ちがあったんですね。

しかも、長期に入所させることを一番反対したのは意外にもストレスをためまくっていた母でした。

なぜかというと、結婚してから今まで色んな事に恩義を感じていて、確かに介護のプロの手を借りなければ全てを家では見れないけど、今までの恩返しの気持ちもあるから全部はできなくても何か少しくらいは手伝いたいとのことでした。

まぁ、これは我が家の場合の話ですが、現在ダブルケアをしている場合は、育児のほうは先ほど言ったようにシフトに融通を聞かせてもらうなどして対策を取り、介護のほうは一部か、もしくは全部を介護のプロにお任せするという方法が良いかと思います。

そうすることによって、家で育児と介護をしても介護の仕事ができるようになるかと思います。

子育てと介護の仕事の両立まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、「介護の仕事って、子育てしながらでもできる?」という疑問をお持ちの方に向けて、子育てと介護の仕事を両立しているケースなどをご紹介しました。

ではここまでのおさらいもかねて要点をまとめていきたいと思います。

  • 家庭での子育てと介護業務を両立するためには、家族の支援が不可欠です。サポートが得られない場合は、夜勤がない介護施設を選ぶことが望ましい。
  • 基本的に夜勤がないデイサービスや訪問介護は、このような状況に適しています。
  • 仕事を探す際には、シフトが柔軟に対応可能か事前に調べましょう。
  • 夜勤のある施設でも、シフトが柔軟なところは存在します。
  • 育児と介護の両方を行う「ダブルケア」をする人が増えています。これらの人々をダブルケアラーと呼びます。ダブルケアが増加している背景には、晩婚と高齢出産の増加があり、これにより育児と親の介護が同時期に発生しています。
  • このような状況は特に女性に負担が大きく、最終的には職を減らしたり、辞めたりする可能性もあります。
  • 夜勤のない施設やシフトの調整が可能な職場を選び、デイサービスや訪問介護などのサービスを利用することで、家庭での介護負担を軽減できます。

いかがだったでしょうか。

育児も介護も誰か一人だけが大変な思いをするのではなく、どちらも家族全体でのサポートが必要です。

それと、生活というのは仕事や家事、育児、介護だけではありません。それだけだと息が詰まるし、ストレスが溜まっていく一方です。

色々大変になってくると視野が狭くなってしまいがちですが、そういう時こそ、家族が協力してサポートし、ストレス発散や息抜きの時間を作ってあげることが大事ではないでしょうか。

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