「夜勤を避けて介護の仕事をしたい、そんな選択肢はあるのだろうか？」
「小さな子供がいるから夜勤は厳しい。でも介護職には興味がある」
そのようなこと思っている方へ多いのではないでしょうか。ご安心ください。介護業界には夜勤が必須というわけではありません。そういった方々のために、夜勤不要で働ける介護職場をこの記事で紹介します。
介護の仕事に夜勤はつきもの？
介護職といえば夜勤が一般的かもしれません。多くの人が、介護の仕事の大変さとして、オムツ交換や低賃金を挙げますが、「夜勤が最も辛い」と感じる人も少なくありません。
夜勤は、何も問題がなければ平穏に終わりますが、徘徊する利用者がいる場合、転倒や他の利用者の部屋への侵入など、予期せぬ事態が発生することもあります。そのため、一晩中、寝ずに見守りや巡回を行い、緊急時には迅速に対応する必要があります。夜勤手当が支給されるものの、夜間に働くことは肉体的にも精神的にも負担が大きいです。
夜勤手当は施設によって異なり、一晩で1万円以上のところもあれば、3500円程度のところもあります。勤務時間も施設によって様々で、17時から翌朝9時、16時から翌朝10時（2時間の休憩を含む）などがあります。人手不足の施設では、仮眠時間も取れずに昼まで残業することもあります。
多くの施設では24時間体制での介護が必要ですが、子育て中やシングルペアレントの方々にとっては、「夜勤があるため介護の仕事に就けない」という状況もあります。これは介護業界にとっても大きな損失です。
しかし、夜勤なしで働ける職場は確かに存在します。
デイサービス（通所介護）は夜勤なしでOK！
デイサービス（通所介護）では通常、夜勤はありません。一部には「お泊りデイ」を提供する施設もありますが、これは求人情報やハローワークで確認できます。ただし、デイサービスでは朝早くからの送迎業務があるため、朝の時間帯の対応が必要になることもあります。
平日の昼間中心の訪問介護
訪問介護は主に平日の日中に仕事を行います。夜勤がある場合もありますが、これは事前に確認が可能です。訪問介護では、掃除や洗濯、食事の準備、買い物、排泄介助、入浴介助などを行います。利用者の家族の前で作業を行うため、初めは緊張するかもしれませんが、徐々に信頼関係を築いていくことができます。
夜勤ありでも日勤のみで働ける施設も！
また、夜勤がある施設でも、日勤のみや土日休みなど、勤務条件に融通を利かせてくれる場所もあります。介護職員の離職率が高いため、人手不足を解消しようと様々な取り組みをしている施設が増えています。
夜勤が必須ではない職場も多く、家庭の状況に合わせて柔軟に働ける環境が整っています。特に、日中のみの勤務や勤務時間に融通が利く施設は、介護の勉強もでき、比較的給与条件が良い場合が多いです。
夜勤なしでも介護の仕事に就ける可能性は十分にありますので、諦めずに情報収集や相談を行いましょう。
介護の仕事で夜勤なしでもOKな職場のまとめ
今回は夜勤なしで働ける介護の職場をご紹介しました。ここまでのおさらいとして、要点をまとめていきたいと思います。
- 夜勤は通常平穏ですが、利用者が急に体調を崩すとすぐに忙しくなります。
- 夜勤手当は、大体一晩につき3,000円から10,000円以上の範囲です。
- デイサービス（通所介護）は、基本的に夜勤がなく、「お泊りデイサービス」を提供する場所もあります。業務内容は、求人情報やハローワークで確認できます。
- 訪問介護は主に平日の日中がメインですが、土日勤務や24時間サービスを提供する場所もあり、これには夜勤が含まれることがあります。夜勤の有無は事前に確認可能です。
- 訪問介護員には正社員とパートタイムの両方があり、勤務時間は比較的柔軟に調整できます。夜勤がある施設でも、勤務時間の調整が可能な場合があります。
- 夜勤があるからといってすぐに断念せず、勤務シフトの調整可能性について詳しく調べたり、確認したりすることが大切です。
- 介護員の離職率が高いため、人手不足を解消するための様々な取り組みを行っている施設が増えています。
