介護職の基礎知識 認知症の介護

介護の仕事をするなら知っておきたいレビー小体型認知症の知識

介護の仕事を始めたばかりの人やこれから介護の仕事を始めようと思っている人にとっては、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症はなじみがあって、レビー小体型認知症というのは耳なじみのない言葉かもしれません。

後ほど詳しくお話ししますが、実は私は以前夜勤中にレビー小体型認知症の利用者さんに背筋が凍る思いをさせられたことがあるんです。

今回はこれから介護の現場で仕事をするにあたり、レビー小体型認知症について最低限知っておきたい知識をご紹介したいと思います。

レビー小体型認知症とは

レビー小体型認知症は、比較的新しく、1996年に診断基準が確立された認知症です。

それ以前は、アルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症と同じく考えられる事が多かったのですが、最近になってレビー小体型認知症も一般の人にも認知度が上がってきたことから、以前よりも診断数も増えてきました。

レビー小体は今から約100年ほど前にパーキンソン病の患者さんの脳内で発見されました。

ちなみに、パーキンソン病というのは脳の異常による震えや筋肉のこわばり、歩行困難などの症状がでる病気です。

足の指先に力が入ってしまうため、爪が剥がれ、腰が痛くて立っていられなくなったりすることもある辛い病気なんですよね。

その後、半世紀以上に渡ってレビー小体は脳幹にしか現れず、パーキンソン病特有の症状と考えられていたのですが、認知機能を司る大脳皮質にも多数のレビー小体が現れることがわかり、これをレビー小体型認知症と名付けるに至ったわけです。

レビー小体型認知症は大脳皮質の中にレビー小体が多数蓄積されることにより、神経細胞が死滅・変性することで認知機能に障害が出ます。

レビー小体型認知症の進行

レビー小体型認知症の場合、アルツハイマー型認知症とは違い、認知機能が低下してくるのは病気がある程度進行してからになります。

それよりも初期の段階から顕著に表れるのが幻視(げんし)です。

幻視と言うのはそのまんま幻覚を見る事なのですが、これがかなり鮮明な幻視を見るようになります。

レビー小体型認知症の利用者さんと接した時の話

以前、夜勤中にレビー小体型認知症の利用者さんがナースコールを鳴らしたので居室に行ってみると

「ほら、そこに女の子が三人遊んでいるでしょ?何もないとかわいそうだからこのお菓子食べさせてあげて」

と言うのです。

もちろん女の子なんているはずがありませんし、居室に食べ物は持ち込み禁止だったので、お菓子もありません。

真夜中だったこともあり、女の子がいると聞いたときは背筋がゾワッとしましたが、レビー小体型認知症の利用者さんであるという申し送りを受けていたので、「なるほど・・・」と腑に落ちました。

その後も、幻視は続いて、他の介護員も

「夜中に呼ばれたから行ってみたら、女の子遊んでるからお菓子あげてって言われたんだけど、霊感でもあるのかな」

と怖がっていましたが、レビー小体型認知症について教えてあげると納得して落ち着いていました。

夜勤中にこんなリアルで具体的なことを言われるとやっぱりみんな怖いですもんね。

そして、レビー小体型認知症に多い症状が被害妄想や鬱症状、そして脳幹にもレビー小体が蓄積されているため、パーキンソン症状も当然起こります。

このような症状は日によって良くなったり悪くなったりを繰り返して、病気自体の進行速度は比較的速いと言われています。

介護の仕事をするなら知っておきたいレビー小体型認知症の知識のまとめ

では、最後におさらいもかねてここまでの要点をまとめていきたいと思います。

  • レビー小体型認知症は、比較的新しく、1996年に診断基準が出来た認知症で、それ以前は、アルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症とはと同じく考えられる事が多かったが、最近になってレビー小体型認知症も一般の人にも認知度が上がってきた事から以前よりも診断数も増えてきた
  • レビー小体は今から約100年ほど前にパーキンソン病の患者さんの脳内で発見された
  • パーキンソン病では脳の脳幹と言う部分にレビー小体が多数見られ、震えや筋肉のこわばり、歩行困難など、いわゆるパーキンソン症状を来たすが、半世紀以上に渡ってレビー小体は脳幹にしか現れず、パーキンソン病特有の物と思われていたが、認知機能を司る大脳皮質にも多数のレビー小体が現れることがわかり、これをレビー小体型認知症と名付けるに至った
  • レビー小体型認知症は大脳皮質の中にレビー小体が多数蓄積されることにより、神経細胞が死滅・変性することで認知機能に障害が出る
  • レビー小体型認知症の場合、アルツハイマー型認知症と違って認知機能が低下してくるのは病気がある程度進行してから
  • 初期の段階から顕著に表れるのが幻視(げんし)でかなり鮮明な幻視を見るようになる
  • レビー小体型認知症に多い症状が被害妄想や鬱症状、そして脳幹にもレビー小体が蓄積されているため、パーキンソン症状も当然起こり、このような症状は日によって良くなったり悪くなったりを繰り返して、病気自体の進行速度は比較的速いと言われている

アルツハイマー型認知症に比べると知名度自体は低いレビー小体型認知症ですが、介護の仕事をしていく中では特に初期の段階から幻視が現れるということを押さえておくといいかと思います。


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