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特養VS老健:どちらで働くべき?業務内容と職場環境の徹底比較

「特養と老健での勤務、どちらがより働きやすい?」
「特養と老健の間で、業務内容にどんな違いがあるの?」
「特養と老健、どちらが自分に合っているだろう?」

今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、混同されやすい「特別養護老人ホーム(特養)」と「介護老人保健施設(老健)」の違いやそれぞれの特徴、向き不向き、働きやすさなどについてまとめてみました。

目次

特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健):特徴と向いている人

特養と老健はよく似ていると思われがちですが、それぞれに独特の役割と特徴があります。

特養と老健は、よく「同じようなことをしている施設」と勘違いされることが多いです。実際、介護の仕事を経験している人でさえ勘違いしていることがあるのですが、特養と老健は一体どんな施設なんでしょうか?

特別養護老人ホーム(特養)は利用者としっかり関係を築きたい人向け

特養は、長期的なケアが必要な高齢者向けの施設です。多くの人が最初に思い浮かべるのは、大部屋で多くの利用者が過ごし、ベッドをカーテンで仕切った光景かもしれません。

2015年の制度改正以降、要介護3以上の高齢者のみが入所可能となり、施設でのケアの必要度は高まりました。このため、仕事内容はより充実しており、利用者との関係を深く築きながらケアを行う必要があるため、関わりが深く、充実した介護を求める人に適しています。

老人福祉法によると、特養は以下のように定義されています。

65歳以上の者であって、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難なものを入所させ、養護することを目的とする施設(老人福祉法第20条の5

従来型特養とユニット型特養の違い

従来型特養は、大部屋で多くの利用者が生活し、カーテンで区切られたスペースで過ごします。この形式はスタッフの巡回や利用者間の交流には適していますが、プライバシーの保護や感染症の拡散リスクが課題とされてきました。

これに対し、ユニット型特養は全室が個室で、プライバシーが保たれ、利用者が自分の部屋で静かに過ごすことも、公共のホールで他の人と交流することもできます。この形式は感染症のリスクを減らすことができますが、個別のケアが必要となるためスタッフ数も増やす必要があります。その結果、ユニット型は従来型に比べてコストが高くなる傾向にあります。

特養は「終の棲家」とも言われ、多くの場合、利用者は終生を過ごします。従って、長期間にわたり同じ利用者と関わり続けることになります。従来型でもユニット型でも、深い人間関係を築きたいと考えるなら、特養が適しているでしょう。

私が以前勤めていたショートステイのように、「やっと対応に慣れてきたのに~、もう帰っちゃうの~」ということはほとんどありません。

介護老人保健施設(老健)なら医療ケアやリハビリが学べる!

老健は、医療ケアやリハビリテーションが必要な高齢者を支援する施設です。特養とは異なり、老健は主に在宅復帰を目指すリハビリケーションを提供します。通常、利用者の滞在期間は3ヶ月から1年程度で、要介護度は比較的低めの方が多いです。

老健の特徴は、利用者が自分の力で日常生活を行うことを促す環境です。そのため、介護スタッフの身体への負担は少ないものの、利用者一人ひとりに対する細やかな対応とサービスが求められます。滞在期間が短いため、特養に比べて利用者との深い関係を築くのは難しいですが、リハビリを通じて在宅復帰を支援する喜びを共有できることが、この仕事の大きな魅力です。

老健での仕事は、医療ケアやリハビリが中心となるため、看護師やリハビリ専門家と協力することが多く、時には職種間のチームワークが課題となることもあります。しかし、このチームワークを良好に保つことができれば、様々な医療知識や技術を学び、より幅広い経験を積むことが可能です。短期間で多くの利用者と接することで、さまざまな病気や障害に対する対応力も養われます。

老健では、医療ケアとリハビリテーションが中心の仕事なので、看護師や理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が重要な役割を担います。このため、介護職員はこれらの専門職に比べて立場が低いと感じられがちで、チームワークに課題があると感じる人もいるようです。

特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健):どちらで働く?

特養と老健では、仕事の性質が大きく異なります。特養は、利用者の人生の終末期を支える場所として、長期にわたる深い関係を築きます。一方、老健は医療ケアやリハビリテーションを中心に、利用者の在宅復帰を目指す施設です。

特養では、同じ利用者と長期間にわたって関わることが多いため、ケアの深みと持続性を重視する人に適しています。対して、老健では利用者の回復と自宅復帰をサポートするため、リハビリ成果を直接感じられる仕事が多く、医療的な知識や技術を活かしたい人に向いています。

どちらの施設で働くかは、あなたの介護に対する価値観や目指すキャリアパスによります。自分が求める介護のスタイルを理解し、それに合った施設を選ぶことで、働きやすさや職場での満足度が高まります。丁寧に自分の希望を考えることで、「思っていたのと違う」というギャップを避け、より充実した仕事生活を送ることができるでしょう。

まとめ:特養と老健、それぞれの仕事内容や働くメリット

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)の違いやそれぞれの特徴、向き不向き、働きやすさなどについてご紹介しました。

では最後にここまでのおさらいとして要点をまとめていきたいと思います。

  • 特養は要介護3以上のみ入所可能
  • 特養の介護度が高いほど仕事はハード
  • 特養は長期・終身利用が多く、長期間の関係性が形成される
  • 長く密な関係を望むなら特養が適切
  • 老健は短期間で在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設
  • 老健は要介護度が低く、在宅復帰を目的とした利用者が多い
  • 老健では短期間でも利用者の在宅復帰を喜べる
  • 老健では医療・リハビリ関連職種と連携し学び多い
  • 特養と老健、どちらも利点・不利点があり、選択は目的による

現在、介護の仕事についているけど転職を考えている、もしくはこれから介護の仕事につきたいと思っている人は、どんな施設に勤めたいのかということをできるだけ明確にイメージしておくことをおすすめします。

介護の仕事をしたいと思っている人は、これから始まる新たな生活に対しての希望や不安があるでしょうし、違う施設に転職しようかと思っている人は更なるスキルアップを目指していたり、今勤めている施設の現状に不満があるのかもしれません。

介護と一口にいっても、音楽のジャンルと一緒で現在は介護のジャンル(業務形態)も細分化され施設ごとに特色があります。

面接を受けて合格しても、「介護の仕事が思っていたのと違う」と感じないために、自分がどんな介護をしたいか、どのようにキャリアを築いていきたいかを事前にしっかりと考えることが大切です。

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