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快適な環境?仕事も充実?健康型有料老人ホームの仕事って実際どうなの?

「健康型有料老人ホームでのお仕事、一体どんなことをするの?」
「健康型有料老人ホームの仕事、他の介護施設よりラクチンなウワサ、真実は?」

今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、健康型有料老人ホームの特徴や仕事内容をご紹介します。

目次

知名度が低い健康型有料老人ホーム

有料老人ホームの中で多分一番有名なのが介護付有料老人ホームだと思いますが、反対に一番知られていないのが、健康型有料老人ホームではないでしょうか。

「なにそれ?そんな施設あったっけ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、数は少ないですが確かに存在しています。

そこで今回は、健康型有料老人ホームってどんな特徴のある施設なのか、介護員はどのような内容の仕事をしているのか解説していきます。

健康型有料老人ホームの特徴

健康型有料老人ホームとは、基本的に身の回りのことができて、自立している高齢者が、これからもし何かあったら不安だと考えた場合に利用する施設です。

基本的に元気な高齢者が過ごすため、施設の中にはカラオケやパチンコ、パチスロ、シアタールーム、麻雀卓、露天風呂、プール、図書室、トレーニングルーム、アトリエなどのアクティビティが充実しています。

こちらは健康型有料老人ホームの入所の条件です。

  • 基本60歳以上であること
  • 自立していること
  • 原則として認知症ではないこと
  • 支払能力があること

他にも独自の条件を設けている所もあるので、あらかじめ確認が必要になりますし、入所中に認知症を発症したり、日常的に医療的なケアが必要になった場合は、退去措置を取られる場合があります。

しかも、有料老人ホームの中でも健康型有料老人ホームはかなり数が少なく、近隣にあったとしても、入居一時金が高額であるため、ある程度入所できる人は限られてきますが、条件に合えば入所の敷居はそこまで高くはありません。

確かに設備は素晴らしい所が多いですが、認知症には基本的に対応しておらず、あくまでも自立している高齢者が過ごすことをメインとしているのが健康型有料老人ホームです。

今後ますます高齢化が進み、要介護者が沢山増える日本では、正直言ってあまり望まれているスタイルとは言えず、数が増えない理由にもなっています。

健康型有料老人ホームの仕事内容

健康型有料老人ホームの仕事内容と言っても、利用者さんはほとんどの方が自立しているため、入浴介助やオムツ交換と言った仕事はありません。

食事の準備や掃除、洗濯などの家事全般や、緊急時の連絡、レクレーションを担当したり、施設にある様々なアクティビティの使い方を説明するくらいです。正にホテルで言うところのコンシェルジュと言った立ち位置になります。

う〜ん、なんだか介護施設と言うよりも本当にホテルと言うか、元気な高齢者が沢山住んでいる賃貸物件と言った感じですね。

それでもやはり緊急時の対応と言うのはしっかり学んでおく必要があります。いくら元気で自立しているとは言え、高齢者はいつ何があってもおかしくありません。顔色など、いつもとの様子の違いに気づけるように普段から目配り気配りに気を付けましょう。

健康型有料老人ホームで働くメリットとデメリット

身体的負担が少ないことが最大のメリット

健康型有料老人ホームに勤めた際のメリットは、まず身体的負担が少ないことです。利用者さんはみんな自立しているので、オムツ交換や移乗介助と言った仕事はまずありませんし、家事全般やレクレーションが主になるので、他の施設と比べればその部分はかなり楽と言えるでしょう。

また、利用する人はみんな要介護度のない高齢者になるので、会話のスキルや接遇と言ったスキルはかなり高くなるでしょう。

さらに目配り気配りと言った面でもレベルアップできます。他の施設であれば、「○○さんは心臓が悪いから気を付けよう」「○○さんは目を離すと施設から出て行っちゃうから気を付けよう」などを考えますが、健康型有料老人ホームの場合みんな元気ですので、意識しなければそこのスキルはアップしません。普段から顔色などを見ることを意識して仕事に臨むことによって、万が一の時に早めに対処出来るようになります。

介護スキルが習得できないというデメリットも

健康型有料老人ホームに勤める際のデメリットは、何となく察しがつくかと思いますが、介護員のメインとも言える、入浴介助、オムツ交換、移乗介助と言った仕事が全く出来ないことです。

少しでも携わる事ができればまだ良いのですが、全く携わることがないとなると、基本的な介護スキルを上げる機会がないわけですから、これは介護職としてはかなり致命的になります。

その後に介護福祉士の資格を取得しようと思って勉強を始めてみても、仕事でやったことがない事ばっかりなのだからいまいちイメージがつかめずかなり苦労すると思われます。

なので、介護業界で着実にキャリアを積んでいきたい方にはあまりおすすめできません。

それから、要介護度もなく、自立しているため、利用者さんが男性で、スタッフが女性の場合、セクハラなどを受ける危険性も十分に考えられます。

最近の60代、70代の方はは本当に見た目も若く、力もあってパワフルですし、そんな人に万が一迫られた場合は逃げることも容易ではありません。

健康型有料老人ホームの特徴や仕事内容まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回は、健康型有料老人ホームの特徴や仕事内容をご紹介しました。では、最後におさらいもかねてここまでの要点をまとめていきたいと思います。

  • 健康型有料老人ホームは、自立した高齢者が将来の不安を考慮して選ぶ施設
  • 施設内にはカラオケ、パチンコ、露天風呂、プール等のレジャー設備が充実
  • 認知症の対応は基本的になく、自立した高齢者向けであり、増加する要介護者には対応しづらい
  • 仕事内容には食事準備、掃除、洗濯、緊急時対応、レクレーションの管理などが含まれる
  • 身体負担が少ないことが働くメリット
  • 会話や接遇スキルが重要
  • 目配りや気配りでスキルアップ可能
  • 入浴介助やオムツ交換などの介護基本スキルを磨く機会が少ないのがデメリット
  • 実務経験がないため介護福祉士試験の準備が困難
  • 利用者とスタッフの性別差によるセクハラリスクも考慮必要

健康型有料老人ホームは、介護業界で着実にキャリアを積んでいきたい方にはあまりおすすめできませんが、身体的負担が少ないという大きなメリットがあるので、仕事がラクな方がいいという方にはおすすめです。

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