介護職の資格

未経験・異業種から介護の仕事「福祉用具専門相談員」という資格をご存知ですか?

介護の仕事に興味があるけど、すぐ思いつくのは訪問ヘルパーや老人ホームでの仕事かなー・・・なんて思っているあなた。

「福祉用具専門相談員」という資格をご存知でしょうか?

私は先日、介護職員初任者研修を受講しました。その講義の中で、「福祉用具専門相談員」の存在を初めて知ったのです。

講師によれば、この資格も持っている方が良いですよーとのこと。

このページではそんな「福祉用具専門相談員」について私が調べたことを紹介していきます。

これから介護の仕事について調べてみようと思っている方の参考になれば幸いです。

「福祉用具専門相談員」はどんな仕事なのか

「福祉用具専門相談員」は福祉用具の提案を行う専門職です。

利用者が福祉用具をレンタルしたり購入したりする際に必要とされる福祉用具のスペシャリストなんです。

では、具体的にどんな仕事なのかリアルな求人情報から見てみましょう。以下は某介護系求人サイトから。募集職種は相談員・営業関係となっています。

事例1

雇用形態 正社員
給与例 資格・経験年数により181,500円~206,500円
仕事内容 利用者様が自宅で自立した生活を送れるよう、福祉用具の相談・選定を行います。定期的に利用者様のご自宅に訪問し、福祉用具の使い勝手を確認したり、福祉用具のメンテナンスなどを行います。
☆社有車での移動が基本になります。☆慣れないうちは先輩社員の同行からスタートします。

事例2

雇用形態 正社員
給与例 資230,000~250,000円
仕事内容 ご利用者宅へ訪問し。最適な福祉用具の選定を行っていただきます。
・顧客のモニタリング点検・ケアマネジャーへの営業・商品の発注、契約、納品・請求業務・その他、付随する業務 など

事例3

雇用形態 パート
給与例 時給1,100円~ + 交通費支給
仕事内容 メンテナンス(動作)チェック
ご利用者さまの体調や使用して不便がないかなどの適合確認を行っていただきます。
例:タイヤの空気が抜けていないかネジが緩んでいないか。修理が必要な場合は、専門の工場が対応!後日修理品をご自宅へお持ちします。
勤務場所:個人宅や福祉施設[件数]別部署で作成した訪問リストに沿って、1日6~8件程度、社用車...

どうです、イメージしやすいですね。

社員からパートまで働き方も選べるようです。

SNSからは・・・

さらにイメージできました・・・

感謝もされてやりがいのある仕事のようですね。チームで働くから仲間もできるようです。

次に、一般社団法人日本福祉用具供給協会ホームページから「福祉用具専門相談員」の仕事内容を抜粋してみます。

福祉用具専門相談員の仕事の内容

step
1
選定相談(アセスメント)

ケアマネから依頼され、ご利用者宅を訪問。身体の状態、住居環境、希望する福祉用具などを把握し、ご利用者がどのような生活をしたいか、何に困っているかをヒアリング。

step
2
計画作成(プランニング)

福祉用具の具体的なサービス内容を計画書として作成。

step
3
納入

計画書に基づいた福祉用具を納入。この時ご利用者の身体の状態や使用環境に合わせて福祉用具の調整を行う。

step
4
取扱説明

最初だけでなく、必要に応じて何度でも行う。

step
5
訪問確認(モニタリング)

ご利用者宅を定期的に訪問。利用状況の確認や福祉用具の点検を実施。

「福祉用具専門相談員」は他職種との連携が欠かせない

ご利用者とそのご家族、ケアマネ、病院の医療従事スタッフ、作業療法士、理学療法士、さまざまな職種と情報を共有し連携を図るのも福祉相談員の大切な役割です。

仕事の範囲がひろいですね。関係者も多いからコミュニケーションスキルがあった方が向いていますね。

「福祉用具専門相談員」になるには資格取得が必須

資格の取得は、都道府県知事の指定を受けた研修事業者が実施する「福祉用具専門相談員指定講習」を受講し、50時間のカリキュラムを修了する必要があります。

講習の最後には、習熟度を測るための修了評価(筆記の方法による)が実施されます。

福祉用具専門相談員指定講習の料金を調べる

  • 「福祉用具専門相談員」は、高齢化が進む日本では、需要が高い職種のひとつ。福祉用具貸与事業所等への就職や転職に有利な資格です。
  • 「福祉用具専門相談員」は、介護職員初任者研修や実務者研修などの介護資格の保有者がスキルアップのために取得することが多い人気の資格です。
  • 「福祉用具専門相談員」は、利用者の自宅まで福祉用具を納品するので運転免許がないと厳しいかもしれません。

「福祉用具専門相談員」はどんなことを学ぶのか?

「福祉用具専門相談員指定講習」のカリキュラム全50時間を調べてみました。

カリキュラム 時間
福祉用具と福祉用具専門相談員の役割 2時間
介護保険制度等に関する基礎知識 4時間
高齢者と介護・医療に関する基礎知識 16時間
個別の福祉用具に関する知識・技術 16時間
福祉用具に係るサービスの仕組みと利用の支援に関する知識 7時間
福祉用具の利用の支援に関する総合演習 5時間

「福祉用具専門相談員」の職場はどんなところになるか

福祉用品(介護用品)の販売やレンタルなどを行う事業所には、2名以上の「福祉用具専門相談員」を配置することが義務付けられています。

「福祉用具専門相談員」の資格があれば、それらの事業所などに就職することができます。

福祉用具の取扱店

福祉用具のレンタル事業所や販売店、ホームセンターやドラッグストアの介護用品売り場、訪問介護事業所などになります。

介護現場

老人ホームや老健などの介護現場

福祉用具メーカー

毎年新製品が登場しています。現場のニーズを知り尽くした「福祉用具専門相談員」の役割は期待されています。

リフォームやバリアフリー分野

リフォームを手掛ける住宅メーカーなどにもニーズが高い資格ですね。

まとめ「福祉用具専門相談員」のニーズは年々増えていくでしょう

政府は2018年の介護報酬改定時から、お年寄りが住み慣れた地域で長く生活できるように、自立支援や重度化防止に力を入れてきました。

2021年の介護報酬改定でもその流れは続いていくでしょう。

介護用ベッド、杖や歩行器、車いすなどの福祉用具は、高齢者ができる限り長く自宅で暮らそうとしたときに欠かせないものです。

これらの選定を行う福祉用具のスペシャリストが「福祉用具専門相談員」。

今後もニーズはますます高まると予想されます。

福祉用具専門相談員指定講習の料金を調べる

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